【政治】強気の台湾、その原動力は?
台湾経済と「新南向政策」
台湾では2016年、中国との融和政策をとる馬英丸(ば えいきゅう)が率いる国民党がに変わって、台湾初の女性総統として蔡英文(さい えいぶん)が率いる民進党が8年ぶりに政権を奪還しました。
彼女は経済の脱・中国依存を目指しています。
その経済政策として特徴的なのが「新南向政策」です。
これは、経済成長が著しいASEAN10ヶ国、南アジア6ヶ国、オーストラリア、ニュージーランドの計18ヶ国との関係を強化し経済発展を目指すというものです。
台湾経済は電子機器関連を輸出の主要品目としています。
中国との政治的関係は悪いですが、中国への輸出は3割を占めています。
政治と経済のダブル・スタンダードがあると言えるかもしれません。
両国では「92年合意」を巡って対立しています。
「中国と台湾は一つの中国である」というもので、中国は「台湾は中国の一部である」と主張しています。
一方で、台湾はアメリカとの関係は良好で、親日国でもあります。
今後の動向が気になるところです。
台湾
人口2400万人
面積は九州よりもやや小さい
言語は中国語、台湾語など